LIVE UNDER THE SKY ’79 / V.S.O.P. the Quintet

このアルバムはすごいっす。やばいっす。みなさんまじ聞いてみてください。

 

V.S.O.P. the Quintet (=Very Special Onetime Performance Quintet)は

Herbie Hancock (p), Wayne Shorter (ts & ss), Freddie Hubbard (tp), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)

からなる、伝説のクインテット。

 

アルバム"Live Under the Sky ’79"の中身は

  1. Eye of the Hurricane (H. Hancock)

  2. Teardrop (R. Carter)

  3. Domo (H. Hancock)

  4. Papa Oriente (T. Williams)

  5. Pee Wee (T. Williams)

  6. One of Another Kind (F. Hubbard)

  7. Fragile (R. Carter)

  8. Stella by Starlight ~ On Green Dolphin Street

というラインナップになっています。

つーかこれほんとやばい。一曲目から超やばい。

 

1979年、V.S.O.P. the Quintetの日本での2度目の野外ライブは豪雨に見舞われた。

ハンコックは冒頭のMCで「雨よ、止め!!」と絶叫し、観客もひたすら声を上げ続ける。

一曲目の"Eye of the Hurricane"の演奏が開始されたと同時に、ものすごい歓声。

テーマとソロの間、ソロとソロの間にも、これ以上なく大きな声援が止まない。

ジャズのライブとは思えない、本当にロック顔負けの凄まじいライブだ。

(実際トニーのドラムスも爆音の嵐で、完全にジャズの域を超えている!)

 

3曲目"Domo"が終わった時点でミュージシャンも楽器も聴衆もずぶ濡れになり、

途中でライブは一時中断されてしまう。

それでも結局、豪雨の中、最後まで執り行われた超絶のライブなのだ。

 

アンコール曲"Fragile"が終わると、会場には「雨の中を大変ありがとうございました」とアナウンスが流れる。

それにも関わらず、まだアンコールの声が嵐のように舞う。

歓声というよりは、一種のパニックのような状態だ。

それだけ、観客はV.S.O.P.の凄まじい音楽と一体となって雨嵐との死闘を繰り広げていたのだろう。。

 

そして最後に"On Green Dolphin Street"・・・の予定でハンコックがイントロを弾き始めるのだが、

ショーターは何を思ったのか、突然"Stella by Starlight"のテーマを吹きだしてしまう。

・・・さすが不思議系ミュージシャン。レベルが違う。

しかしこのハンコックとショーターのデュオは本当にすごい。CD聴きながら泣きそうになった。

たぶん当時会場にいたすべての日本人がこの演奏に心打たれていただろう。

演奏中の歓声も凄まじいものだ。・・これぞ、ジャンルを超えた、真の音楽だと思う。

 

ああ、本当にいいものを聴いた。。テンペスト・イン・ザ・コロシアムも早く買わないと!

 

 

新着CDリスト

・LIVE UNDER THE SKY ’79 (2枚組) / V.S.O.P. the Quintet

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若井優也 について

jazz piano, mathematics, igo, shogi.
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LIVE UNDER THE SKY ’79 / V.S.O.P. the Quintet への2件のフィードバック

  1. より:

    お久しぶりです。ご活躍されていますね!今日はチックコリアのCDを3枚買ってしまいました。ピアノソロの作品とアコースティックバンドです。つかぬことをお聞きしますがMatheyoungさんは「クラシック」の楽譜にコード記号を付けてアレンジして遊んだことってありますか?あたし、ショパン「革命」にコード記号つけてみたんですよ。「ピアノの話34」という記事にしてあります。この曲ご存知ならば是非弾いてみてください。ますますのご活躍を!!

  2. 優也 より:

    どうもこんにちわー。クラシックの楽曲は、(まだ私がコードを知らなかった頃の話ですが)クラシックスタイルの音度記号をつけてアナライズすることはよくありました。音度記号はコードよりも有機的なものを持っているので、クラシックの分析には向いていたと思います(今さらですが・・)。「革命」は一応昔弾きましたよ!(和声や旋律の詳細をアナライズしたことはないのですが・・・)。他のショパンエチュードで何曲かアナライズしたのがありますけどね。その頃は暇さえあれば音楽之友社の「総合和声」を読み耽ってました(^^;でも最近はむしろコードから脱することを目標にしています。別にマイルスにあやかっているわけではないんですけどね(^^;コードによる束縛から何とか逃れて、もっと自由な演奏をできたらなぁ、と思っている今日この頃です。。

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