Chopin Etudes Op.10 & 25 / Maurizio Pollini

棚にショパンエチュード(練習曲)のCDが眠っていた。

マウリツィオ・ポリーニの超名盤だ。

懐かしくなって2年ぶりに聴いてみることにした。

 

150年ほど前の作曲家かつ演奏家である、フレデリック・ショパンの名作。

全部で24曲からなる(※後に3曲増えて27曲になる)、「練習曲」。

練習曲と言っても、ハノンやツェルニーとは訳が違う。

一つ一つの作品が、規模は小さいものの、素晴らしい芸術作品として出来上がっている。

音楽の統一感、ストーリー展開。

意表をつく和声の進行、非和声音・装飾音による絶妙な効果、美しいメロディー、無駄のない音遣い、一つ一つの音の重み。

 

最近ジャズばっか聴いてたけど、

こうやって改めてクラシック音楽(正確にはロマン音楽だが)を聴くと、

如何に昔の音楽家たちのセンスが良く、

そして如何に昔の音楽家たちの音楽に対する情熱が熱かったかがよくわかる。

 

 

つーか音の使い方や効果、音楽の流れの組み立て方が絶妙すぎる。

もちろんジャズみたいに即興で演奏されてるわけではなく、

何日も、あるいは何ヶ月もかけてじっくりと作られた音楽なので、

上手すぎるのは当然と言えば当然なのだが。

 

しかし、ジャズのナンバーでショパンのエチュードに勝る名曲があるだろうか。

あるいは、ジャズの演奏でポリーニのショパンエチュードに勝る名演があるだろうか。

 

・・・あるかなぁ。

すぐには思い浮かばない。

 

 

そもそも音楽に勝ち負けなんかあるのか?って感じだが、

でもやっぱ150年前の芸術作品の崇高さに比べて、

現代の音楽からは何か低俗なものを感じてしまう。

あるいは、「下手さ」を感じてしまう。

 

 

もちろん、「音楽が大衆の文化になったのだ」、と言ってしまえばそれまでなのだが。

もちろん、そこがジャズやポップスの良いところでもあるのだが。

 

 

でも、遥か昔の音楽家たちの、

音楽に対する凄まじい情熱、

一つ一つの音に対する執着心、

完璧な音楽を求める姿勢。

 

 

俺はそれらを失いたくない。

そう強く思った。

 

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若井優也 について

jazz piano, mathematics, igo, shogi.
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