5/16 ライブ@吉祥寺”赤いからす”

愚かな自分が恥ずかしい。

嘘偽りなく、今日のライブのすべてを書きます。

 

 

ライブ終了直後。

赤いからすのオヤジに怒られた。

お客さんの目の前で大声で叱られた。

 

「おまえら、今日自分たちがどんな演奏をしたのかわかってるのか?

おまえらは"赤いからす"をナメてんのか?

なんだあの演奏は?

納得行かない曲を"赤いからす"で演るんじゃないよ。

 

スタンダードをなめるなよ。

スタンダードはみんなが知ってる曲だ。

そして昔から今までたくさんの名演があるだろ。

だからスタンダードが一番難しいんだ。

客だってたくさんの名演を聞いてここに来てるんだ。

お客さんを馬鹿にしてんじゃないよ。

それにあの最後の2曲はなんだ?

てんでバラバラじゃないか。

あんなの演らないほうがよっぽどましだ。

 

おまえら一人一人は技量が足らないんだから、

そのぶん団結していい音楽つくるしかないだろう。

今日の演奏は一体何なんだ。

おまえ(gt)はもっとバンドをきちんとまとめろよ。

それからおまえ(as)はもっとリードしろ。

おまえ(as)がソロを取ってる間、こいつ(gt)は何もせずにただ遊んでるだけじゃないか。

どこで何を入れればいいのか、

どうしたらもっと効果的にギターを使えるのか、

ちゃんと研究して指示を出さないとだめだろ?

それにリズム隊はもっと息をそろえろ。

リズムがしっかりしてる上でソロを取るからこそ、

フロントは安心して演奏できるし、客も聞いてて気持ちいいんだよ。

おまえ(ds)とおまえ(b)は客席から聴いたらてんで調子が合ってなかったじゃないか。

あんなので本当にいいと思ってるのか?

 

・・・おまえらにもう一度だけチャンスをやるよ。

だから次までにしっかりとバンド全体まとめて完璧に仕上げて来い。

無理に慣れない曲やる必要なんかないんだよ。

おまえらの好きな曲やればいい。

ハードロックはちょっと困るけどな。

それからリーダーだけがまとめ役じゃない。

みんなでまとめるんだ。

それでこそ初めて楽しい演奏ができるってもんだろ?

おまえら若くて一人一人は光るもの持ってるんだから、一致団結していい演奏つくってみろよ。

それが聴きたいから俺は若手を雇ってるんだ。

それに客をもっとたくさん集めて来いよ。

満員の観客の前でライブしたほうが気持ちいいに決まってるだろ?

 

おまえらまだまだ良くなるはずだ。

ベースもドラムもピアノもいいもん持ってるんだし、

サックスは他よりも一段と長けてるし、

ギターもまだまだできることたくさんあるだろ。

な。

がんばれよ。

次に期待してるから。」

 

(確か、こんな内容の説教だった。)

 

 

赤いからすのオヤジ、本当に今日は申し訳なかったです。

そして本当にありがとう。

 

演奏直後にお客さんの目前で大声で演奏者をどなりつけるなんて、

このオヤジは一体何を考えてるんだ?

ふざけんじゃねーよ、って思った。

叱るにしても時と場所を選べよって思った。

最初のうちは、オヤジの説教がうざかった。

 

でもオヤジの説教聞いてるうちに、

オヤジは俺らのために本気で怒ってくれてるんだってことがよくわかった。

今日の自分たちの稚拙な演奏に半ば満足しかけてた俺らを、もっと成長させるために。

俺らが必死になって最高の音楽をつくるきっかけを与えるために。

わざとお客さんの目の前で、俺らを叱ってくれたんだ。

 

オヤジの器のでかさには参った。

今日は人生で一番恥ずかしい日だったけど、人生で一番自分のためになった日だったかもしれない。

おれ今日から一生懸命練習するから。

バンドも何回も何回もリハやって、みんなでいろいろ試行錯誤して、

最高の音楽ができるようにがんばるよ。

次こそはオヤジをうならせてやるから。

絶対に。

 

 

※ 次の"赤いからす"でのライブは 7/4(月) 19:30~ に決定しました。

 

 

 

演奏曲目

 

[1st Stage]

Englishman in NY

Have You Met Miss Jones

Polka Dots and Moonbeams

All the Things You Are

 

[2nd Stage]

Chan’s Song~It’s for You~Chan’s Song (as-pf Duo)

Jean Pieer

Stella by Starlight

My One and Only Love

Windows

 

[3rd Stage]

I’ll Remember April

Summertime

Prelude to a Kiss

Affirmation

(アンコール) Feel Like Making Love

 

 

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若井優也 について

jazz piano, mathematics, igo, shogi.
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5/16 ライブ@吉祥寺”赤いからす” への6件のフィードバック

  1. yukko827 より:

    おやじさんに感動しました(T^T)っ!全然恥ずかしいことじゃないですよー!!!その逆だと思いますっっ。自分のことを思ってしかってくれる人が周りにいるなんて、すごーく幸せな事できっと、今は叱られて何ぼのもんです!目指せ、腕も心も超一流のピアニスト!ですねo(*^▽^*)o~♪がんばってくださーい☆大きなこと言っちゃってすみません。3年まで学部がない学校なんてあるんですねー(*_*)また初めて知った。。。

  2. 優也 より:

    yukkoさんどうもありがとう。ここ数日ずっと凹んでたので、今yukkoさんのコメント読んですごく励みになりました。ほんと感謝です。一流のピアニスト目指して精一杯がんばります大学について。うちの大学は1,2年のうちは全員教養学部生ってことになってます。ひたすら基礎講義ばかりで専門的なことはほとんど勉強しません。他の大学のことはよくわからないんですが、もしかしたら珍しいシステムかもしれないですね。

  3. yukko827 より:

    よかった(/>▽<)/”少しでも元気になってくれれば☆さすがに凹む気持ちもすっごくわかりますし!でも修行の日々ですもんね、たくさん凹んで、たくさん葛藤した方がラッキーだと思うしあとから振り返ったら、そっちの時間の方が楽しいときよりも自分を作ってくれてたりする気がします☆焦らず、どんよくにがんばってくださいっっ。教養学部って、ひとつの学部かと思ってましたー。好きな学部に入れるといいですねー(*_*)なんかこのプログ(ジャズ?)と関係ない文章で、すみませんっ。

  4. 優也 より:

    yukkoさん、再びコメントありがとうございます!yukkoさんの仰るとおりです。これからも貴重な体験たくさんしながら成長していきたいと思います。えーと、再び大学について。話がややこしいのですが教養学部もちゃんとしたひとつの学部なんですよ。。うちの大学では1・2年生用のカリキュラム(前期課程)が教養学部にしか存在しないのです。だから1・2年のうちは必然的に教養学部に籍をおくことになります。教養学部には後期課程(3・4年)および修士・博士課程なるものも存在するんですが、後期課程は(前期課程での成績に応じて)好きな学部に進学することができるので、一部の人はそのまま教養学部後期課程に進みますが、残りの人は理学部・工学部・農学部・薬学部・医学部・法学部・経済学部・文学部・教育学部のどこかの後期課程に進むことになるのです。まあ実質的には1・2年のうちは学部がないに等しいですね。要は教養学部前期課程の2年間は様々な学問に触れて自分の進むべき道を決定するためのモラトリアムの時期なのです。(ジャズに関係ないコメントも大歓迎ですよ~)

  5. MYU★*:. より:

    でも・・・こうゆうこと言ってくれる人、少ないから・・・やっぱり、プロになるまで、もまれた方がいいよね!

  6. 優也 より:

    MYUさんコメントありがとう。おっしゃるとおり、こういうこと言ってくれる人ってなかなかいないです。からすのオヤジさんは本当に素晴らしい人です。これからももまれてもまれて強くなろうと思います。

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